学問のすすめ

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

とにかく読めば良いと感じた。
「天は人の上の人を作らず・・・」で始まるあまりにも有名な一冊。
正直これまで読んだ事はなかったが、福澤先生は本当にすごい。
明治という世界でもごく稀に成功した改革時代の中にあって、これだけの事を書ける・言える事は本当にすごい。

思わず、慶應大学出身ではない私が福澤先生と呼んでしまうくらいだ。

お堅い内容かと思いきや、その内容は非常に痛快である。

何を良しとし、何をだめとしているのかがクリアでオープンな人柄だった事を予想させられた。

「衣食住を揃えて、家族のために働いているのは蟻と同じだ」

まさにそうだと思った。今の時代には古臭い感じになってしまっているが志は生きていく上で非常に大切な事であり、まさに生きる意味である。

明治同様になるかはわからないが、日本にとってこれからの5〜10年は変動と改革の時期なると思っている。乗り遅れないようにしたいというよりは、新しい形を作っていく一人でありたいと強く願う。

そのために今、目の前にある事に全力を出して生きていく。

とりあえず、誰でも良いから読んでほしい一冊。