外資系コンサルの真実

外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン

外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン

北村慶先生の一冊。
実は私はこの北村慶先生の本は非常に好きだ。
論理性に裏づけされた先を読む力が非常に優れているように思う。

最近は先に見える景色や成果が数字としてはっきりだせる技術ではなく、数字として未来ははっきり見えないけれどもそれを予測していく経済に非常に興味を持っている。そんな中で重宝したい人の本である。

外資系のコンサルについては諸説様々であるが、この本はその良い部分に特化しているのではないかと思う。

確かにコンサルという職業を考えれば多種多様な様々な世界で提案ができるし、影響を与えられると思う。そしてそれはとてもエキサイティングな仕事であるとも思う。いつか行きたい業界である事は間違いない。

が、反面コンサルはあくまでコンサルであって、プレーヤーではないのだ。コンサルが如何に良い提案をしようとも人材やお金を投入して身を削り経済を動かしていくのはプレーヤーなのだ。その事だけは忘れてはいけない。

今後のコンサルは提案だけで終わらずに如何にしてプレーヤーと一緒になって身を削れるかがポイントになると思う。
そういった意味では社内ベンチャーで社内コンサル制度が上手く活用できえば面白いのになあ。

コンサルって・・・・とりあえず胡散臭いと思っている人にお勧めの一冊。