道は開ける

道は開ける 新装版

道は開ける 新装版

前述の「人を動かす」と共にD・カーネギーの代表作。
「人を動かす」は対人コミュニケーションの教科書。
「道は開ける」は個人の持つ悩みに対する教科書となった。


その日その日を全力で生きるために
「今日一日の区切りで生きよ」


悩み解決の魔法の公式
「1.悩みの中で最悪の事を想定する
2.その想定が起こる事をリアルに覚悟する
3.落ち着いてその最悪の想定を好転させる努力を始める」
2.についてが非常に難しいのではと感じたが人間そう簡単には死なないと考えれば覚悟はできるように思った。どうやっても自分が自分である限りは自分らしく生きていく事ができるし、それでこそ幸せな生き方ができる。


自身の悩みに対する情報収集は自分に対してではなく他人に対して行う事と考える。
人間は自分の事となるとつい手を抜きたくなってしまう心理を利用した言葉。確かに他人のためなら自分のためよりも頑張れてきたような気がする。


毎日を忙しく生きよ。
「私には考え、実行する事が忙し過ぎて、過ぎた事を悩んでいる暇はない」
自分もこんな風に言える人間になりたい。


悩みの価値を考えよ。
今、あなたが悩んでいる事はそんなにも時間や資産を費やすだけの価値があるのだろうか?


「たいていの人は自分で決心した程度だけ幸福になれる」
リンカーンの言葉。幸福は外部から得られるものではない自分で決め、自分で認識し、自分で創っていくものだ。


やらなくてはならない事に追われた時はまず1時間ゆっくりせよ。
仕事に追われだした時に闇雲に始めてはいけない。まず落ち着き、考え、優先順位を決めるのだ。私は物事の成否は準備で決まると考えている。まず落ち着いて優先順位を決め、大切な事から準備を始めよう。


人間は自分の限界のはるか手前にところで生活している。
直接、悩みとは関係ないかもしれないが感銘を受けたので紹介する。限界とは定義されたり、他人に決められたり、まして自分で決めたりするものではない。そもそも存在しないのだ。個人の中にあるべきは「やりたい事」のみ。それを実行するために行動する。そこに限界はない。途中で辞める事や諦める事は存在しない。つまりやりたい事の前では限界など無意味なのである。あるのは時間の制約だけである。


全て人にお勧めする一冊