ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

現代の情報化社会におけるウェブの働き、意味、そしてその中での生き方に至るまでが書かれた一冊。
グーグルとウェブとの関係は前述の[ウェブ進化論]でも書かれていたが、この本の中で感銘を受けたのは「本当の幸せとは何か」の部分である。
時代の変化に応じて人の求める幸せも変化する。いや、変化するというよりも各個人でそもそも違うものであるのかもしれない。そんな風に考えていた。
著者による幸せの定義は「自分を信じ、好きを貫く人生を送る」事としていた。
私も全くの同感で、これまでの人生で考えてきた事が肯定されたと感じて嬉しい。好きの定義は人それぞれ違うのかもしれないが、自分を信じる事、信じるからこそ好きが貫く事ができると私は考えている。
ちなみに自分を信じる事は簡単ではないと経験上思う。
私がこれまでしてきた自分を信じるためにできた唯一の方法とは、目標を設定し、それができたかどうかではなく、そこに向かって自分がどれだけ努力や準備したかを自分自身に見せる事だけである。自分はここまで行動する事ができたという事実を自分自身に見せる事で自分を少しずつ信じるようになれたと考えている。