プロフェッショナルの条件

現在から未来への社会の変化、それに対応する自己実現の方法について書かれた一冊。
特に後半部分の自己実現については必読。
今後、世界の中心になっていくのは肉体労働者ではなく知的労働者であり、知的労働者として働いていくためには何を考え、何をすべきかが明確に書かれている。
知的労働者は、自らに課される要求に応じて成長するので、自ら多くを求めるものは多く成長する。またその成長方法の中で記憶に残った部分は
[「何が受け入れられやすいか」「何が反対を招くから言うべきでないか」を考える事はそもそも無益であって、時間の無駄である。]まず考えなければならない事は自身が何をしたいかである。

また第3章「何によって憶えられたいか」については非常に勉強になった。
自らの成長に責任を持つ者は、その人自身であって上司ではない。
成長するとうい事は、能力を修得するだけでなく、人間として大きくなる事である。責任に重点を置く事によって、より大きな自分を見られるようになる。うぬぼれやプライドではない。誇りと自信である。一度身に付けてしまえば失う事のない何かである。目指すべきは、外なる成長であり、内なる成長である。
重要なのは、公正であることであり、公平である事である。

自分に対する自分への責任を感じる事で行動につなげ、その結果を得る事で自分に対する誇りと自信へ変換させていく事の大切さを学ぶ事ができた。

最後に書かれた言葉
成長のための偉大な能力を持つ者は全て、自分自身に焦点を合わせている。ある意味で自己中心的であって、世の中の事全てにを成長の糧にしている。
自分もこんな人間を目指したい。

より高い目標を持って生きいる方々に勧める一冊。